米探査機が火星着陸へ [NASA]
米探査機が火星着陸へ 内部構造解明へ難関挑戦
5月に打ち上げられた米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「インサイト」が米東部時間26日午後(日本時間27日午前)、難関の火星着陸に挑む。地震計などによる観測で、詳しく分かっていなかった内部構造を解き明かすのが目標だ。
内部構造を調べることで、高さ2万メートルを超える高山など、火星に特徴的な地形ができた過程に迫る。地球と同じく岩石でできた惑星なのに、現在の環境が大きく異なる理由も探る。
着陸するのは赤道のやや北側の平原。探査機は重さ約360キロで、耐熱容器に覆われた状態で火星の大気圏に突入。パラシュートを開いて降下した後、さらに減速するためエンジンを表面に向かって噴射し着陸する。
これまで世界の宇宙機関が火星着陸を目指したが、大気が薄いために大気との摩擦を使って減速するのが難しく、表面に激突するなどの失敗例がある。(ワシントン共同)
タグ:無人探査機インサイト NASA
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