はやぶさ2タッチダウン後の画像 [JAXA]
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、小惑星「りゅうぐう」に着陸し、上昇に転じた直後に探査機「はやぶさ2」が撮影したりゅうぐう表面の写真を公開。中央付近に探査機の影がある=JAXAホームページより
火星で15年運用、米探査車に幕 砂嵐で休眠状態に、復旧できず
【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は13日、火星の表面で約15年にわたり運用してきた無人探査車「オポチュニティー」の活動を終えたと発表した。昨年6月に大規模な砂嵐に巻き込まれて休眠状態に陥った後、復旧できなかった。当初計画の3カ月を大幅に超えて運用され、火星で活動した探査車の最長記録を打ち立てた。
NASAのブライデンスタイン局長は「将来、人類が火星に降り立つときのための先駆者として多くの成果を上げた」とコメントした。
オポチュニティーは2004年1月に火星に着陸し岩石などを分析してきた。(共同通信)
「裏側から見た月全体と地球」の写真
2019年1月に中国が人類史上初めて月の裏側への探査機着陸を成功させました。この探査機と地球を中継するために月周回軌道に送りこまれた人工衛星の打ち上げには、月探査用の小型衛星が相乗りしていて、その衛星がこのたび「裏側から見た月全体と地球」を一緒のフレームに収めた写真を地上に届けてくれました。
「龍江一號」(竜江一号・DSLWP-A)と「龍江二號」(竜江二号・DSLWP-B)は、月探査機・嫦娥四号の通信補助を行う人工衛星・鹊桥(鵲橋)の相乗りで打ち上げられた、ハルビン工業大学開発の小型月探査衛星です。嫦娥四号に先立つ2018年5月に打ち上げられたのですが、打ち上げ直後に龍江一號が故障し、龍江二號が単独で運用されています。
龍江二號にはサウジアラビア製の光学カメラなどが搭載されていて、2018年8月段階で月表面の可視光画像などを撮影しています。
このたび撮影された「裏側から見た月全体と地球」は、龍江二號を開発したハルビン工業大学とオランダのドウィンゲロープ天文台が協力して撮影に挑んだもの。月の裏側を撮影した写真や、月と地球が一緒に映っている写真はこれまでにもあるのですが、この「裏側から見た月全体と地球」というのは初だそうです。