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「裏側から見た月全体と地球」の写真

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2019年1月に中国が人類史上初めて月の裏側への探査機着陸を成功させました。この探査機と地球を中継するために月周回軌道に送りこまれた人工衛星の打ち上げには、月探査用の小型衛星が相乗りしていて、その衛星がこのたび「裏側から見た月全体と地球」を一緒のフレームに収めた写真を地上に届けてくれました。

「龍江一號」(竜江一号・DSLWP-A)と「龍江二號」(竜江二号・DSLWP-B)は、月探査機・嫦娥四号の通信補助を行う人工衛星・鹊桥(鵲橋)の相乗りで打ち上げられた、ハルビン工業大学開発の小型月探査衛星です。嫦娥四号に先立つ2018年5月に打ち上げられたのですが、打ち上げ直後に龍江一號が故障し、龍江二號が単独で運用されています。

龍江二號にはサウジアラビア製の光学カメラなどが搭載されていて、2018年8月段階で月表面の可視光画像などを撮影しています。

このたび撮影された「裏側から見た月全体と地球」は、龍江二號を開発したハルビン工業大学とオランダのドウィンゲロープ天文台が協力して撮影に挑んだもの。月の裏側を撮影した写真や、月と地球が一緒に映っている写真はこれまでにもあるのですが、この「裏側から見た月全体と地球」というのは初だそうです。


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